実は

昨日生まれて初めて村上春樹読みました。
今上映されている(単館らしいけど)「トニー滝谷」って映画を無性に見に行きたくって、でも週末友人の結婚式やなんだかんだで行けなくて、原作が村上春樹の短編だというんで、ついつい買ってしまいました。
今まで村上春樹って何だか世代的というかスノッブな印象があって、避けてたところがありましたの。(好きな方、ごめんなさいね!)
友人のカワグチクンなんかは結構好きみたいで、今までいくつかよさげな作品も聞いたんですあ、触手が伸びなかった。
で、今ぼちぼち読んでます。

なかなかいいですね。村上春樹

同じく避け続けて、ペネロペがきっかけで出会った宮本輝さんほどの衝撃はなかったんだけど。空気の感じはいいかも、と思ってます。
でも、今村上春樹の物語に入っていける気分じゃないのかも。
少し時間がたったらまた読み返してみよう。他の作品も。
その時の自分の状態で好みの作家が変わるんです。
昔はめちゃめちゃハマッてた、花村萬月馳星周も、今はうけつけないや。
作家の好みはいろいろな僕なんですが、キャストを俯瞰するような感じの作品よりは、そらもう生々しくキャストに同化して語られる物語の方が好きなのかな?
うーん。

とりあえず「トニー滝谷」は観に行こう。
なんせ、キャストがイッセー尾形宮沢りえだから!

ちなみに初村上春樹は「レキシントンの幽霊」という短編集です。