波多野敦子さんの「13の水」
Bon soir!
松の内を過ぎての新年2度目のブログです。
皆様、早春の日々いかがお過ごしですか?
今夜、シャバの野暮用が一息ついてほっとしていると、
友人であり、尊敬する音楽家である波多野敦子さんからお電話が。
彼女はとても弾んだ声で、
「13の水が、全国リリースされることに決まったよ!」
と、すごく嬉しそうに話してくださった。
「13の水」とは、波多野さんが7年か8年前に制作された初のソロ作品で、
これまではCD-Rと、波多野さんのご友人である染色家の吉田容子さんが一枚一枚、手染めで仕上げられたオリジナルの布製ジャケットの組み合わせでリリースされていた素晴らしい作品です。
波多野さんとの出会いはトウヤマタケオさんの楽団レコーディング1作目の時だから、かれこれ7年前。
その時にCD-Rを波多野さんに頂いて、それは今でもアタクシのヘビーローテーションの欠かせない一角を成しています。
彼女のバイオリン、チェロを中心に、ビオラやアコーディオンなどが彩りを添える珠玉の弦楽作品。
初めて「13の水」を聴いた時には、
「はたして、この美しくも色香漂う、
それでいて静かな凶暴性を秘めたこの音楽は、なんていうジャンルなんだろうか?」
と、無教養なアタクシは三日三晩思い悩んだものです(あながち嘘ではない)。
そして四日目に(しつこい)、
「あぁ、これは”13の水”という音楽なんだ」
とすっきりした記憶がよぎります。
あの頃のアタクシときたら、四六時中の酩酊気味でしたけど、これははっきり覚えています(笑。
長々と稚拙な文章で綴ってしまいましたが、波多野敦子さんの「13の水」、
近日中に全国津々浦々のみなさんのもとに音の贈り物として届けられることでしょう。
おめでとう、波多野さん。
改めての”デビュー”を、心からお慶び申し上げます!