太陽と月と星

ふわ、今朝は早起きしました。眠いー!
でも最近楽器の調子はすこぶるいいです。飼い主は随分不摂生だけど。。。
最近思ってること。
楽器の音色ってなんかそれぞれ色がありますよね。
色合いというか、温度というかなんというか。。
いろんな天才達と一緒に演奏させてもらってる訳なんですが、それぞれ音楽の作り方が違うのが面白い。
今ご一緒させていただいているだけでも全然違う。
トウヤマさんは、緻密にスコアやイメージを伝えてくださるし、デグルチーニの旦那は存分に好きにやらせてくれる。永江さんは「ここは!」ってとこの指示以外はお任せでやらせてくれる。
どの方の音楽づくりもすごく好きで、ワクワクして、最大の敬意を持ってる。
僕はコード楽器とかじゃないので、どこで何の楽器を使って、どんな音出したらいいのか、とっても考えてしまうことばかりです。
管楽器はどの楽器でも肉声だと思ってるから、うまいとこで良い感じの音が出せなかった時は(うん、それが大半だ。。)「しゃべったらあかんところで、いらん事言うてひんしゅく買ったような最高に気まずい感じ」を味わうことになりますねん。。

楽器の指定があるときは勿論それに従うのが僕の流儀ですが、トロンボンでもフルート(しかできんけど)でも良いと思う方やって、とお任せの時は迷っちゃいますね。
楽器の指定があったとしても、ミュートは使った方がいいのか、ヤーヤーにした方がいいのか、息の入れ方はストイックな感じか、泥臭い感じか。
そういう困った時にいつも考えるのは、
僕にとって盟友トロンボーンは月の楽器、可愛いくってたまらないフルートは星の楽器。そんなイメージ。
月は月でもオープンでストイックに演奏すると雨上がりに見える冷たい青い月で、ヤーヤー使うと夜なのに変にギラついた赤い月。
いろんな色を僕の楽器達は出してくれるけど、やっぱり切望するのは、
演奏している僕自身が、月と星にとりまかれる太陽みたいになりたい。
いや、随分遠いな。。。