冴えた空気

昨日は寒かったなー。
いつものレインドッグスでのデグルチーニの宴だったんだけど、演奏する前に庭で和んでた時の空気の冷たさと、演奏が終わって外に出た時に感じた空気の冷たさは少し違ってた。
空気の温度は、頭の中で感じてる温度と相対的なもんだなと思った。
しっかし昨夜の宴は楽しかったー!
僕はいつも舞台の一番端っこにいてるんですが、なんだか家族的な穏やかさはあるけど、緊張感はあるというか。
これもまた頭の中にある温度。
演奏中にいろんな風景とか、人物とか、交わしている会話とかが浮かんできた。
こういう時は大体オーケー。
この前少し反省する時があって、そのときは天才ちんどん師のナッカンが「物語がなかったな。」と仰ってた。
その通り。
演奏する事自体には意味はなくてもいいけど、その場には意味や物語がないとイカンと思う。
演奏してる本人が頭の中に今起こっている物語を感じてないと、聴いてくれてる人には物語が伝わるわけがない。
まだまだ演奏する行為自体に夢中になりがちだけど、もっともっとリラックスして物語の一人の人物や、風景を形作ってる要素になれるようになりたい。
イタリアのおっさんがほろ酔い気分で、鼻歌交じりにピアノをつまびくように。
ちょっと僕ちん、恥ずかしいこと書いてる?!